徳島市民のみなさまの知識、教養及び生活の向上とその健全な発展のために…

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かう

雑学大学の本

1992年(平成4年)7月に開講した雑学大学が、10周年になるのを記念して公刊された一冊です。

単に過去10年間のあゆみや講義録とするのでなく、10年間を顧みて今感じることや、この機会に書きたい、伝えたいと思っていることが書きつづられており、教授を担当した市民や受講生からのメッセージが詰まっています。

掲載内容 チョッとだけ抜粋

  • まずは私の趣味の中身ですが、ヨチヨチ歩きの頃からなぜかSLファン。そして今ではSLの模型が私の癒しに貢献。続いて四歳のときに見た「キートンの大列車追跡」と「メトロポリス」でシネマショックを受け…
  • 食を想うとき、「おいしい物を食べたい」「珍しい物を食したい」が、ほとんどの方の頭に浮かぶことばのような気がします。頭で考えるおいしい物と、体が感じるおいしい物は、本来は同一のはず。
  • 美味しいとか、まずいとかいう前に、飲むに値する正しい珈琲であるかどうか、これがとても大切です。正しい珈琲の中から一人ひとりのお好みにあった珈琲、それがその人にとって美味しい珈琲ではないでしょうか?では、「正しい珈琲」とは…
  • 私の長男は、昨年大学卒業と同時にこちらの会社に採用され、小躍りして赴任しました。ところがなんと、五月の連休前に単車の事故で死んでしまったのです。四国に来て一ヶ月、こんなことになろうとは。四国へなどやるんじゃなかった。
発行 2003年1月15日
サイズ A5版/205頁
CONTENTS 大好き蒸気機関車/藍染め/お酒の話/義人/谷貞之丞/健康法/介護とインターネット/文化と脂肪摂取量/少子化/珈琲 など 全49編 47名執筆

購入方法

シビックセンター3F事務室で販売しております。
郵送での販売もいたしております。
申込書により、本代金と送料をお送りください。

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版画

現在頒布中の版画

現在は、吉原英雄氏、黒崎彰氏、野田哲也氏の各先生の手になる新作版画を頒布いたしております。いずれも、徳島の自然や風物をアピールするすばらしい作品に仕上げていただけたと思っております。どうぞゆっくりご覧ください。

なお、いずれの作品も数に限りがございます。お申し込みが予定の数を超えた場合は、やむなくお断りさせていただきますので、あらかじめご了承くださいますようお願い申しあげます

詳しくは、お問い合わせください。
※「絵はがき入り」案内パンフレットをお送りいたします。

作品のご紹介

「豊かな水の街・徳島」—–吉原 英雄

海と川に囲まれた徳島は、水の街というのがふさわしい。
徳島の四季を描くということで、先ず私の頭に浮かんだのは、「水」をテーマに徳島を描いてみようということでした。

吉野川の雄大な流れの向こうに眉山を望む「春」と、もう一つは、中国宋・明の山水画から影響を受けたといわれる砂や石や樹木だけで、海や山川を表わしている枯山水庭(旧徳島城表御殿の庭園)を「秋」に選びました。
洋洋と水をたたえて流れる吉野川と、その対極に、水を一滴も使わないで、みなぎる水を表現した奥床しい枯山水とを、豊かな水の街・徳島の象徴として、「対」で表現しました。

吉原 英雄

吉野川から眉山を望む

題名 吉野川から眉山を望む
制作年代 1998年
寸法 40×32cm(53×45cm:シート)
技法 石版画(六色六版)

旧徳島城表御殿庭園

題名 旧徳島城表御殿庭園
制作年代 1998年
寸法 40×32cm(53×45cm:シート)
技法 石版画(五色五版)

「徳島の夏と冬」—–黒崎 彰

夏と冬、徳島にはそのいずれの季節にも、さまざまな風物、自然がある。その中からすでに多くを語られ、描かれた対象をできる限り避けて、独断的ではあるが徳島の夏に「藍」を、そして冬には「渦潮」を私は選んだ。

色を扱う私のような職業にとって、阿波の藍は素材やその歴史性において、当然重要な意味を持っている。暑い季節に生育する植物の藍をモチーフにした夏の作品は、その流域で盛んに栽培されている吉野川を配し、藍で染め抜かれた家紋と共に構成した。蜂須賀家の卍に加え、他の二つの紋、徳島市の花である「桜」、市の樹木「ホルトノキ」は私の創作である。

藍色の夏に対し、冬の色は白であろう。渦巻く潮の白い波、降り注ぐ白い雪、そして私が最も描きたかった四国の「お遍路」が、白い装束でその雪道を歩むのである。

黒崎 彰

阿波の藍・とくしま

題名 阿波の藍・とくしま
制作年代 2000年
寸法 45×32cm(56×42cm:シート)
技法 木版画(22色8版)
透かし入り特漉き奉書紙

阿波の鳴門・とくしま

題名 阿波の鳴門・とくしま
制作年代 2000年
寸法 45×32cm(56×42cm:シート)
技法 木版画(20色9版)
透かし入り特漉き奉書紙

「徳島日記」—–野田 哲也

ぼくは自分の日常の身辺雑多を作品にしています。すなわち、自分の家族のこと、友人、知人のこと、旅先でのこと、いただいたプレゼントのことなどモチーフはさまざまです。

しかし、このほど徳島市文化振興公社から徳島の風物をモチーフに作品の依頼を受けた時は、始めお引き受けしようか、どうしようか、と戸惑っていました。しかし、そう戸惑っている時に、公社の方から綺麗な箱に入った特産の「すだち」をいただいたのでした。そこでぼくは、これを・・と作品にすることにしたのです。箱を開け、中に入っている「すだち」をいくつか取り出し、それらを箱の上に置いてモチーフにしましたが、さて、ぼくはいったい、すだちをいくつ箱から取り出し、箱の上に置いているのでしょうか。

野田 哲也

日記2001年3月21日(Diary March 21st '01)

題名 日記2001年3月21日(Diary March 21st ’01)
制作年代 2001年
寸法 49.4×32.2cm(63×47cm:シート)
技法 木版4版
シルクスクリーン3版刷り

お問い合わせ

公益財団法人徳島市文化振興公社
〒770-0834 徳島市元町1丁目24番地
電話(088)626-0408
FAX(088)626-0833
Maill hanga@cf.civic-center.jp

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